11月20日、22日の秋年末団体交渉の報告

熊本県医療介護福祉労働組合連合会

2023年12月29日 15:13

皆さんお疲れさまです。

全日赤熊本は今年の冬一時金含めた職場要求を10月末頃に病院に提出し11月20日と22日に団体交渉をしました。

ご報告遅くなり申し訳ありませんでしたが、交渉結果を記載いたします。

今年度の冬期一時金は昨年よりは0.1ヵ月マイナス回答でした頑張りましたが組合の力及ばず・・・。

年末年始手当は昨年より+2,000円アップ!

*年末年始手当とは・・・日赤の就業規則上は年末年始である12月29日~1月3日は休みとなっています。社会的には年末年始は休みで職場に出勤もしないものですが、病院は患者さんが入院していますし急患もあります。医療従事者は年末年始でも誰かが病院に出勤する必要があります。そこで年末年始に出勤してくれる職員には感謝と労い含めこの時期だけの手当が支給されます。熊本は昨年まで九州ブロック管内でこの年末年始手当額が最低水準でした。


組合が何年もずっと要求し続けてきた非正規職員に対する永年勤続記念品については
来年度から嘱託職員に対し、永年勤続記念品(10年目、20年目、30年目)の支給を約束しました*2024年4月実施
すでに支給区分を超えている嘱託職員にも支給されます。


他にも前進回答がいくつかあるのですが、長くなるので別の機会にお報せします。

交渉を重ねて権利拡充は少しづつ前進していると思っていますが、まだまだ少数部隊の組合ですので力不足もあります。


労働組合は、職員の労働条件を守り向上させることが、患者さんへの医療サービスを向上させ地域から信頼される病院にすること、そしてそれが働くやりがいに繋がるとも考えています。

今は、時間外労働が当たり前の長時間の日勤、夜勤、待機、宿日直で職員は自分の健康も後回しに患者さんの命と健康を必死で守っています。
仕事が原因で体を壊したり、働きにくい職場環境の中、もし辞めていく職員が増えると、人手不足で今いる患者さんも守れず、地域医療も守れなくなっていきます。

職員の労働条件を改善したいと思ったら、病院と話し合う(交渉)必要があるのですが、法律(労働法)の中でその交渉が唯一認められているのは労働組合だけです。

職員が働く上での環境や処遇、そして患者さん含め病院に関わる全ての方の健康といのちを守る運動に、是非皆さんのご加入を、お待ちしています




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